卒業生の活躍

海外や日本国内で日本語教師として活躍している卒業生の メッセージを紹介しています。

LSEアカデミー卒業生 チェンマイ小町 様

皆さまこんにちは!LSE を卒業して2年、日本の日本語学校で日本語教師をして1年半になります。これまで教えた学習者は300人以上!国籍もネパール、インド、パキスタン、スリランカ、ミャンマー、ベトナム、フィリピン、インドネシア、シンガポール、台湾、香港、中国、韓国、ロシアと様々で、日本にいても世界を感じられる日々です。

1つのクラスは20人ほどで、複数のクラスの授業を担当しています。半年ごとに入ってくる新入生のクラスを担当していくと、教えた学習者が増えていき、あちこちで声をかけられます。山手線の電車の中で先生!と呼ばれた時は驚きました(笑)。近所のカフェで声をかけられたことも。学校から1時間も離れた郊外なのに怖すぎる(笑)。ケーキを2個食べていたので笑われました。
去年教えた学習者が国のお土産を買ってきてくれたり、以前初級クラスで教えた学習者に久しぶりに会ったら、日本語がとても上手になっていて今は上級クラスにいる等、この仕事を続けていると様々なドラマがあります。

私のことをママと呼ぶ中国人の女性は会うたび抱きついてきたり(怖い)、疲れていますかと肩のマッサージをしてくる台湾の学習者(あなたのおかげで疲れます)、私の着ているチェンマイ風?の衣装を欲しがるベトナムの学習者(ベトナムにも売っているのでは?)、私に会うとキャーと騒ぐフィリピンの学習者達(ファン?ストーカーみたい)……。様々な個性の学習者達に囲まれ、今日も楽しく授業をしています。

出身国は違っても日本語を勉強しているという一つの目的で繋がっていると思うと、日本語教師は世界を一つに繋げる素晴らしい役割を果たしているのかもしれないと思うこの頃。
授業では、この表現を実際にすぐ生活で使ってみたい!と思える導入を行い、しっかり練習、楽しく活動とメリハリのある内容にしたいと考えていますが、実際はまだまだ。しまった!と思う事も多く、課題が山積みです。学習者の皆と共に成長したいと思います。皆さまも一緒に勉強頑張りましょう!


LSEアカデミー卒業生 ゆき 様

みなさま、はじめまして、ゆきです。簡単に自己紹介を…2016年に鈴木先生の門を叩き、無事試験に合格しました。海外駐在を繰り返していましたが、7年ぶりに帰国し、日本語教師として働き始めました。今回は仕事探しから働き始めるまでをお伝えしたいと思います。

帰国後の仕事復帰、さてどうしたものか…一言に職探しと言っても…。しかしご安心を!私たちには『日本語教育能力検定試験合格』という強い味方が!鈴木先生のおっしゃっていたとおり、日本語教師の職はそこらじゅうに転がって、いえいえたくさんの需要があります。語学学校だけでなく、ボランティア運営の日本語教室もたくさんあります。ネット上には、日本語教師専用の求人サイトもありますし、学校案内など見ているだけでも夢がふくらみます。ただ、どのような学校でどのようなスタイルで働きたいのか、自分自身のビジョンをしっかり持っておく必要があります。私は中国在住時代に中国語を学び、中国人と触れ合う中で、中国の文化に魅せられていきました。そして日本に夢を持ってやってくる中国人と日本語を通して触れ合いたいと、今の語学学校を選びました。この学校は中国人に特化した学校で、20歳前後の学生が日本の大学や大学院への進学を目指して学んでいます。そんな彼らに日本語を教える中で、自分自身が学び成長できる日々。素晴しい仕事に就くことができたと思っています。新たな人生スタートです!


LSEアカデミー卒業生 江戸紫式部 様

年明け早々に、市の国際交流協会からの依頼で参加致しました「静岡県日本語ボランティアセミナー2018」についてご報告致します。

このセミナーは毎年1回開催されているかなり大規模なセミナーで、県内各市町村で活躍する日本語教育に携わる人々、ボランティア講師などが対象です。午前中は基調講演があり、今回の講師は京都日本語教育センター・京都日本語学校校長 春原憲一郎氏でした。
春原先生は日本語教育業界の重鎮で数々の本も執筆されており、私も手元に何冊か所持しております。この日の講演は「地域を世界にひらく日本語教育21箇条」というタイトルで、世界情勢やその動向と日本語教育に関する見解を話されました。

中でも、「日本語教育はいまや外国人のためだけのものではなく、日本人にとっても新鮮で、社会に暮らす人々皆に有益な手段である」という、ご自身の昨今の体験から来るお言葉は大変印象的でした。 春原先生は、上記現職の他に東京の大学でも講師をされているそうですが、学習者は外国人留学生ではなく、演劇やダンスを学ぶ日本人学生であったり、保険医であったりするそうです。

また、とある企業の依頼で、某日本語学校の講師がその企業に出向き、日本人社員に日本語教育をしている、という話も興味深いものでした。 日本語や日本語教育を学問として学ぶ道を選ばぬ限り、小学校高学年以来、特に学ぶこともないまま社会人になります。 そして、会議や出張の報告書作成、上司や同僚への口頭での連絡等、所謂きちんとした日本語、ビジネス日本語が突然要求される日々。 好結果の仕事をしても、その報告などの日本語でつまずく・・・ということが無いよう、この企業は日本語講師に教育を任せたところ、社員達自身にも自信がつき、営業成績も上がり、という好転物語が待っていたそうなのです。

実際この企業に派遣されている講師の授業法や苦労話や成果などは、日本語学校発刊の冊子に掲載されておりますが、外国人学習者に対してとはまた違った苦労、苦悩が記されており、読み応えのあるものでした。

午後は分科会があり、私は「地域日本語教育の役割とは」というタイトルの会に出席。武蔵野大学大学院准教授の神吉宇一氏が講師で、参加者50名強は5~6人ずつのグループに分けられて着席。ここでは「知る」「創る」「共有する」「まとめ」をこのグループで一緒に行っていきます。直近の訪日外客数、在留外国人数などの統計を知り、その後「(外国人住民にとって)理想的な地域・社会とは?をキーワードで書き出し、そのキーワードを基に文章にする」という、創っては共有する、を致しました。作業をしながら、グループのメンバーと経歴や現職、悩みなどを話したり情報交換したりと、とても初顔合わせとは思えぬ盛り上がりは大変有意義でした。

また、長年このセミナーに参加しているベテランボランティアの男性の、最近のボランティア教師には男性(中高年)や若い人が大変増えている、という発言の一方で、別の地域の方は、ボランティア教師の高齢化が問題となっており、教室の継続危機を訴えてもいました。

一口に静岡県といっても、西部(浜松、菊川、掛川、磐田市等)と東部(富士宮、沼津、三島、熱海市等)とは在住外国人の出身国も、人数も、そして悩みが大幅に違うことを知りました。日本語だけではなく、生活全般のケアから、子どもの教育など多岐に渡っての支援も求められる西部地区の先生方のご苦労は、そのほとんどが日本人の妻という立場の学習者である、私の所属する日本語教室とは異質で、驚かされる話ばかりでした。
今回のセミナー参加は想像以上に興味深く、沢山の学びがあり、楽しくもありました。今後も自ら積極的にこのような機会を見つけ参加したいと思った次第です。


LSEアカデミー卒業生 ももこ 様

みなさんこんにちは、ももこです。某語学学校で、マンツーマンで日本語を教えています。受け持っているのは仕事で日本に来られた方々ですが、日本語習得の目的や勉強への取り組み方はそれぞれ異なります。

所属する会社で毎週日本語の小テストがあり、1年半の在日中にN3取得を求められているとのことでプレッシャーもひとしおのタイ人Aさん。とても真面目で、週2回のレッスン時、自主的に予習復習を行い、宿題も範囲外のところまでやってくる優等生です。授業では日本語能力試験対策はしませんが、コツコツと勉強しN5、N4をクリアしました。物静かで発話量が少ないため、流暢さが課題です。

同じころに来日した南アフリカ人のBさんは日本語への意欲が少なめです。職場も簡単な電話対応が出来ればあとは英語で困らないということ、家族やプライベートを楽しむことが第一優先のようです。レッスン中は一生懸命取り組んでくれるのですが、長期で休むことが多く、再開した時には勉強したところを忘れてしまい、形容詞の授業は3回行いました。

レッスンに来てもらえなければ上達もしませんし、上達しなければモチベーションも上がりにくい。どうしたものかと思っていたのですが、先日2ヶ月ぶりにレッスンに来たBさんの日本語がぐんと上達していたのです。聞けば趣味のゴルフで英語が話せない日本人と回ることが多くなり、日本人との一体感を得るために必死で日本語を使ってコミュニケーションを図ったというのです。

なるほど、これが「統合的動機づけ」というものか、とその影響力を実感しました。もちろん教師としては「内発的動機づけ」で、学習そのものが楽しい!と思ってくれるように工夫しなければなりません。生徒それぞれ性格も得意不得意も違いますから、それぞれに合わせた授業スタイルで、皆さんの学習意欲を促進していきたいと思っています。 それでは、また。


LSEアカデミー卒業生 ドリーマー 様

はじめまして。タイで日本語教師として常勤しているドリーマーです。現在担当しているクラスは日本語を勉強したことがない20歳前後の男女約20人です。個々の評価をする為、到達度テストをした時のことです。カンニングは禁止です!と説明したにも関わらず、私の隙をみてはクラスメイトに答えを教えようとしておりました。何回注意してもなかなか直らず、ちょっと目を離すとチラッと横目で隣の答案を覗いたり、小声でつぶやいてみたり。間違えることは恥ずかしいことで教えることが優しさだと思っているようです。こちらは個々のレベルチェックをしたいだけなのですがカンニング阻止は容易ではありません。間違える問題も間違え方も同じなのですぐわかりますけど(笑)。素直といえば素直ですが困ったものです。

あるタイ人の日本語教師は生徒の人数分問題を作り対策を講じていました。日本人の感覚では考えにくいことですが頭の痛い問題です。もちろん皆カンニングに加担する訳ではありませんが授業中でも教えあう光景はよく見かけます。協働学習という観点からは良いとしても、考える力がなかなか身につかない。カンニングに関しては勉強以前にルール違反ですし何としてでも阻止しなくては。

話は変わりますが、実物(レアリア)の日本のお金を見せた時のこと。初めて日本のお金を見たという学習者がほとんどで大変盛り上がりました。「このお金はいくらですか?」5円玉を見たひとりの学習者が思い出したように腰から何かを取って投げるジェスチャーをしました。そう、銭形平次です。もちろん本当は5円玉ではありませんけどよく知ってるなぁと感心しました。因みにこの学習者は17歳でした。日本を好きな学習者は色々なことに興味が湧いて自主的に学習しています。こういった学習者は教室活動も率先して参加してくれるので助かります。動機づけは大切ですね。まだまだ新米ですが頑張ります!今回はこの辺で。


Copyright(C) LSEアカデミー. All Rights Reserved.